家電マニアの備忘録hatenablog

自称家電マニアである私の備忘録です。

YAMAHA A-2000a 簡易メンテナンス

ついに、YAMAHAのA-2000aを手に入れました。

 

A-2000は現在2台、自力メンテナンスをしたものが在りますが、やはりA-2000aがどんなものか気になっており、この度程度の良いジャンク品を手に入れる事が出来ました。

 

お品書きは、

時々音が歪む・片方から音が出なくなる

というものです。

 

到着後早速動作確認をヘッドホンにて行うと、確かに歪んでいる感じがします。

 

Rchのパワーアンプを取り出し、基板の半田面を確認してみたところ、A-2000の基板と違って半田がしっかりと盛ってありました。

トランジスタの足の半田が痩せて割れているいつものとは違っていました。

シリコンを塗り直し、元通り組立て、次は入力・PHONOイコライザー基板の手入れをすることにしました。

 

1000uFの電解コンデンサー4つが、700uF程度まで容量が減っており、リード周辺にオレンジ色の汚れが見受けられることから、周囲の発熱により電解液が漏れ出たように感じた。(電解コンデンサーを固定しているボンドではなく、明らかにリード周辺に洩れた痕跡がありました)

 

たまたま、A-2000のイコライザー基板で交換予定だった35V1000uFが手持ちであったため、交換してみました。

 

2200uFやBPの電解コンデンサーは容量低下は見られなかったため、再使用することにしました。

 

仮組みでCD入力やPHONO入力に音源を繋ぎ、ヘッドホンにて聴いてみると、明らかに音質が良くなっており、電解コンデンサー4個交換した効果だと思う。(プラシーボ効果かもしれませんが(笑))

 

パワーアンプを使わず、外付けのパワーアンプにプリアウトから繋いで音出しをしているのですが、このA-2000aは、A-2000よりも低音が太くなっているような気がしました。

 

組立てて設置しようとしているとポロっとAUXのファンクションボタンが脱落。ボンドで接着しておきました・・。

 

アイドリング調整等もしておきましたが、やはりこのA-2000系は発熱がすごいですね。AC200Vで回転するファンをA-2000aのスイッチ連動のコンセントに繋いでおき、排熱してくれるように本体天面に2個設置しておきました。

 

2000と2000aの違いは、

パワーアンプ基板にある470uF2個が無くなり、リード線で別置きの電解コンデンサに繋がっていました。

 

電源コードが、平型から、丸型のキャブタイヤケーブルのようなものになっていました。

 

DAD表記がCD表記になっていました。

 

蓋の内部にあるツマミ類がアルミ製になっていました。

 

天板を取外す際のネジが、底面に4本、背面6本になっていました。