オーディオ熱再燃中なのですが、ついにアキュフェーズのC-280を手に入れました。
今から、40年くらい前の製品だそうで、フォノイコライザーが凄く良いと聞き、興味本位でポチってみました。(気軽にポチれるようなお値段では無かったが、次いつ出逢えるかも分からないし、熟考)
40年も前の製品といえ、中古市場でも高いです・・。
元々はYAMAHAのA-2000のプリアウトを使って、YAMAHAのセンモニを鳴らしていたのですが、さてさてアキュフェーズのC-280だとどうなるのでしょうか。
1982年当時、680,000円という強気なお値段で発売されたプリアンプ、興味津々。
到着後、全てのソース類を接続し、パワーアンプへの接続も済ませ、いよいよ電源投入です。
年数の割には、大きな傷等も無く比較的美品ですね。やはりこのクラスのオーディオを扱う方々は当然ながら大切に扱われる事なのでしょう。
電源投入前に、ボリウムを何度か回して、ガリが出ないように準備運動を済ませます。
そして、ついに電源投入!
カチンとリレーの動作音がして、無事に電源が入りました。
フロントパネルのグリーンのアイコンも綺麗です。
徐々に音を上げていくのですが、、残念な事にいきなり激しいバリが左から出ました。
音出し確認済 というお品ではあったが、バリまで言及されていなかったことは非常に残念。
一旦電源を切り、ボリウムツマミを何度も何度も回します。
再度、電源を入れるといくらかマシにはなっていましたが、ゼロとは言えず、再度同様に繰り返し、繰り返し、繰り返し、やっとガリが消えてくれました。(再発はするだろうな)
そして、PHONOに繋いだDENONのプレイヤー(DL-103)の音を聴いてみました。
ドヴォルザークの9番。
物凄く、素直な、味付けの無い、また各楽器の音が際立った良い音、、、
奥行き感も良く、中・高域の音が割れずに綺麗に響きます。
YAMAHAのA-2000が音割れしていた訳ではないのですが、なんというか高域の楽器の鳴き具合が「苦しくなさそう」に聴こえるのです。
YAMAHAのA-2000は、リッチネス回路が搭載されていて、センモニをズンズン鳴らせるようになっていますが、C-280だと流石にズンズンボンボンはなりませんが、なんとも上品なコントラバスの響き等、大変心地よい響きです。
弓が弦を響かせている質感がモロに感じられます。
次に、カウントベイシーを拝聴。
立体感がモロに感じられる。
ソロのサックスが本当にソロ。埋もれずにしっかりと主張して来ます。さらに演奏者やステージの雰囲気感までも感じられます。
オスカーピーターソンのLP 1972年頃のものだと思うが、これもまた良かった。ピアノの透明感。透明だけど優しさがある。
上品なコントラバスの響き。
C-280 本当にすごい。
当分、ジャズとクラシックにどっぷりと浸れそうだ。
ただ、YAMAHAのセンモニとの相性というと、ちょっと違うのかな?
とも思われるが、引き続き聴き込んで行こうと思う。