家電マニアの備忘録hatenablog

自称家電マニアである私の備忘録です。

YAMAHA NS-1000M センモニ メンテナンス

YAMAHAのNS-1000M センモニを手に入れました。

どうしてもセンモニの音が聴いてみたく、何年も悩んでやっとジャンク品で安く手に入れる事ができました。

 

シリアルは40000番代なので、あの有名なウーファーの固着が発生するモノなのです。

 

固着することは何年も前に知っていたので、ヤフオクで安く出品されている、固着しているであろうウーファーのペアを落札しました。出品時の説明には固着は書かれていませんでした。年数を考えればこんなもんだろうと曖昧な表現がされていました。

 

届いたウーファーはしっかりと固着。

 

リペアしていただける所へ送付してリペアしていただいたウーファーをNS-690IIIのウーファーと換装してNS-690IIIをメインとして使いつつ、センモニを狙っておりました。

 

入手したセンモニが届き、大変重たいスピーカーだったので友人と二人がかりで、690IIIから載せ替えました。

 

結線し、音出しをすると、右は正常(ぽい)に鳴りましたが、左はビビリ音がしていました。

 

ウーファーのネットの目から竹串を差し込み、コーン紙を押すとビビリが止まって正常な音になるので、固着が発生しかかっているものと思われた。

 

ウーファーを取外してみるとマグネット部分に猛烈なサビが発生しており、マグネット部分に結露で露付きまで発生していました。

 

ここで、以前リペアしていた690IIIに換装していたウーファーを取外し、センモニウーファーと交換です。リペア済みなので、左右ともに交換しておきました。

 

交換後、試聴すると豊かな低音、華やかな中・高音。

これがセンモニの音なのか~、臨場感も凄いし空気感もバッチリ!

 

手に入れたセンモニウーファーもスコーカーもツイーターもホコリが堆積していて、エアダスターを吹くもホコリが取れません。恐らく喫煙環境だったのではないでしょうか。

 

特に気になるスコーカーですが、金網の周囲にあるゴムを目視すると一か所破断している部分があり、ここを始点としてゴムを除去しました。

 

ゴムを除去した後は金網を外すのですが、ボンドにて強固に固定されていてなかなか外せません。。。IPAを塗布してみましたがあまり効果を感じず・・。

 

コクヨのシール剥がしのハケで塗布するタイプを持っていたので塗布してみたところ、若干柔らかくなった感じで、少しずつマイナスドライバでこじっておこし金網を外す事ができました。

 

綿棒を水で濡らし、コーンを優しく掃除します。ディフューザーも取り外して水洗い。

金網はマジックリンをふって歯ブラシでゴシゴシ。

 

金網もコーンも綺麗になり、ゴムも水拭きして元通り組み立てます。スコーカー自体の磁力が強いので、金網は磁力でひっつきます。

 

プラシーボ効果か分かりませんが、中音域がキラキラした感じになりました。

 

センモニはジャズやクラシック、ピアノなんかを再生するとその威力に感動しますね。

大事に使っていきたいものです。