PIONEERのS-180III 1980年前半頃からそこそこ長く製造されていた3Wayスピーカーです。中古で入手して使っていたのですが、こいつも御多分に洩れずエッジがボロボロに。
エッジ張替えをしてくれる業者さんもあるみたいなのですが、以前から気になっていたセンモニのウーファーに換装することにした。
センモニのウーファーJA-3058Aは中古で沢山売られていますが、基本的にノーメンテでは使えない物と考えておくべきです。製造番号がかなり後期のものならまだ良品もあるのかしれませんが、センモニのウーファーは錆びが発生し、コーンが偏り音がほとんどでなくなる、この症状がお決まりなのです。
素直に、メンテナンスありきで入手。案の上、音はほぼ出ませんでした。マグネットのあたりに錆びもしっかり出ていましたね。
長野県のメンテナンス業者さんへ送付し、2週間ほどで返送されてきました。メンテ費用は1本12,000円、プラス往復送料が必要になる。決して安いものではないが、あこがれのセンモニのウーファー、試してみたかったんです。
メンテナンスが完了したウーファーを早速取り付けてみる。位置合わせをしてみると、もともとのネジ穴もうまく隠れる大きさ。ドリルで下穴をあけて木ネジ4本で固定する。
御覧の通り、そう違和感は無いかなと。エッジも布なので丈夫そうです。ハイパスフィルターがどうなっているか、調整が必要かも考えたがとりあえずつないで音出し。
低音が締まってとても良い。いやらしい鳴り方ではなく、品のある締まった低音。
メンテナンスしたてなので、エージングすればもっと音が変わるのかもしれない。変化がとても楽しみである。
センモニは密閉型であるがゆえに湿気がこもり錆びを発生させるそうな。S-180はバスレフなのでそういった被害は少ないんだとか。
YAMAHA×PIONEER 思いのほか良い出来に仕上がり満足である。