YAMAHAのセパレートアンプを入手。B-70とC-70のセット。1981年頃の物らしい。セパレートアンプを扱うのは初めてで、音の違いがとても気になる所です。
お品書きは、「多少のガリがあります。音出し確認済み」というもの。
到着後、早速症状を確認してみると、ガリは思ったほどありませんでした。しかし、右チャンネルの音声が少し小さい感じがします。B-70のメーターも右は振りが小さいのです。
早速B-70を開腹し、DECと書いてあるリレー2つを取り外し、接点の清掃を行い、改善した。(気がする)
B-70、太く締まった低音が素晴らしい。
C-70も念のため開腹してみると、ELNAの電解コンデンサーが液漏れの跡がありました。それも複数あるため、いっそ主要部の電解コンデンサーの交換をすることに。
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MMアンプの所に使われているものは、35V 680μFというちょっと珍しい容量ものもです。マルツより取り寄せることにしました。
電源回路周辺も物や、MMアンプ、MCアンプ当たりの細かい物も全て交換することにしました。
電源回路には63V 1000μFが2本ありますが、その谷間に50V 10μFもあります。今回1000μを取り外した際に、一緒にくっついて取れてしまいました。液漏れでリードが腐食していたようです。
電源周辺部と、液漏れ跡のあるELNAを交換し、音出し確認。
素晴らしい・・・ 差がハッキリとわかるくらいに改善されました。例えばヴァイオリンの音なんかは、艶々の音に。
JAZZを聴くとその差歴然、左右の分離も良く、音像も良い。これがセパレートアンプの威力なのかと、驚きました。
その後、細かい電解コンデンサーも交換し、ひとまずはこれで様子見しようと思う。TONE回路の電解コンデンサーは劣化跡が見られなかったため、そのままにしておこうと思う。
ニチコンのKTシリーズは105度品なので、電源周りにはちょうど良い感じです。ニッケミのKMG、東信の105度品など、手持ちの物でなかなか使い切らない物をうまく消化出来ました。
右チャンネルの音が、どうも小さい気がする。MUTEを押して-20で使いたいのだが、MUTEすると右がかなり小さい。
ヘッドホンで確認するとやはり小さいんです。ヘッドホンで確認しても小さいということは出力の手前で既に異常があるわけで、、
MUTEリレーHB24も取り寄せ交換するも効果なし。(大変高かったのに!)
原因は、リレー周辺で、半田がショートしていました。入手時、手は入れられた形跡がなかったので、おそらく出荷時からだったのかなと思う。MUTEリレーをONにしなければ顕著に分かる違いでは無かったので、そのまま使っていたのかもしれない。