省エネ化の一環として、LEDを採用してきました。各社販売しているLEDを取り寄せて実際に点灯させて選定を行ったのですが、一番期待していた内田洋行のFPL型のLEDの品質が悪すぎてびっくり。
3年保証 ということなので、不良が出る度に無償交換してもらってきましたが、ついに3年の保証期間も終わってしまいました。
そこで、廃棄になるLEDを分解し、内部を確認してみることに。
症状はフリッカするというものです。
分解して見て気になったのはNICON社製の電解コンデンサーです。150μF100Vと4.7μF50Vの2点です。
150μFは筒サイズが10mmとスリムなタイプになっており、一般的に販売されておらず購入するにはかなり手間がかかりそうですので、師匠に相談してみたところ100μFでも大丈夫とのことでした。
ニッケミの105℃品を取り寄せ、2個の電解コンデンサーを交換することで故障していたものは点灯するようになりました。
なお、基板は何種類か存在し、成形が異なっているものがありますが、電解コンデンサーの容量は同じものです。
数年前、パソコンの電解コンデンサー大量死事件があったあの悪名高きメーカーの電解コンデンサーが今回も使われていたわけです。
今回、3年保証が切れた50本、電解コンデンサーの交換にて復活してくれました。ただ、5本は修理出来ませんでしたがこれはもう基板上のICの不良が疑われるためどうしようもありませんので諦めてLEDの追加購入をすることとします。
内田洋行の言い分は、下面にカバーがあるような器具で使うと熱がこもってしまって寿命が短くなる との事ですが、私的には電解コンデンサーの品質の問題だろうと思っています。
今回ニッケミに交換し、どのくらい持つかのんびり観察してみようと思います。