家電マニアの備忘録hatenablog

自称家電マニアである私の備忘録です。

DENON PMA-850Ⅱ ジャンク品を入手しました!

DENONのプリメインアンプPMA-850Ⅱ(PMA-850II PMA-850/2)をジャンクでゲットしました。1978年頃?のそこそこのグレードのアンプのようです。A級・B級で動作させることが出来るそうです。また、PHONO入力が3系統あり、1系統はMC専用となっております、MC専用端子はなんと金メッキが施されています。

 1978年(昭和53年)で、定価¥129,000-ということは、当時の大卒初任給が50,000円くらいと聞いたので、現在だと400,000円くらいの値打ちがあるということでしょうか。

 PMA-500Zのジャンクも入手しているのですが、どうもそちらのレストアは一筋縄ではいかなさそう。

  定期的にメンバーが集まってLP視聴会を開催しているので、それに間に合わせるための要員として急遽850/2を入手したのです。

 この850/2は音出し確認は済んでいるジャンク品なので比較的スムーズにメンテナンスが出来そうな予感。

 

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フロントパネルが綺麗

 目立った大きな傷や打痕もなく比較的美品でした。PMA-500Zに続き良い物をゲット出来たと思う。

症状はノイズがひどくて使い物になりません。ということでした。早速、各部スイッチやボリューム類を複数回連続操作して軽く準備運動しておきます。

 

 念のためDCをチェックする為に天板もはずしてみます。

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天板をはずしたところ

 天板をはずしてみた所、内部はホコリも少なく綺麗なほうでした。パワー基板にボリュームが見えます。左右chとも、手前の二つがDC調整用のボリュームです。こういった対称に配置されているのを見ると気持ちいいもんですね。

 

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手前のカバーと開けたところ。トーン回路等見えます。

 幸い、両方ともDCの値は基準内におさまっていたため、スピーカーとLPを接続しての音出しをしてみます。

 ガリがひどすぎました。とにかく常時ボソボソボソボソとノイズが出ています。つまみを回し続けてもなんら減る様子もありません。

  仕方ないので、とりあえずメインボリュームをメンテナンスすることに。メインボリュームはイモネジが仕込んであってイモネジを緩めて取り外します。ツマミ類はアルミを加工したもので大変重量感がある物です。

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ALPSのボリュームでした

 2連のボリューム、ALPS製。そういや10年以上前に所有していた山水のアンプも、ALPSのものが使われていました。

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基板から取り外したところ

 基板から取り外し、ボリュームのネジを外して接点を洗浄します。よくネットでは接点復活剤を吹きかけるというのを見かけますが、私は以前から「接点洗浄剤」をぶっかけて洗浄し、よく乾燥させてから「接点復活王」を少量吹きかけています。

 

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 以上の処置で常時出ていたガリノイズは全くでないようになりました。スピーカーのリレーが動作した時にノイズが出るので、リレーも洗浄しておきました。

リレーは底面を開けるとアクセスできます。

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リレーが二つあります

 ソケットを取り付けて、リレーの取り外しがしやすいようにしたいなと思いましたが、底板との隙間が僅かなので出来なさそうです。もしくは今の物なら高さが低くなっているのかな?

 

 パワー基板の63V47μFの電解コンデンサーがシュリンクが縮んでいました。A級動作ではかなりの発熱があるため、熱による影響かと思われる。その為手持ちのMUSEの音響用と交換しておきました。

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シュリンクが縮んでいます

 パイロットランプが切れているので、取り寄せて交換しようと思います。6.3V 0.15A定格のランプのようです。

 

 以上のメンテナンスで、普段使いには問題ないレベルになりました。

 

 このアンプ、音はとても芯がある音で、さすが電源がしっかりしているだけはあるなーと感心させられました。当分、メインアンプとして活躍してくれそうです。

 

<追 記>

 PMA-850/2を日々のFMチェックに使うようになった数日後、朝イチでバツ!ポツ!という盛大なノイズが出るようになりました。保護リレーもカチカチカチカチと激しく動作しています。これではスピーカーを壊してしまうかもしれないと思い怖くて使えなくなりました。

 師匠より、プロテクト基板のハンダクラックのケースがある と助言をいただきました。

 既に設置して色々接続しているので取り外して下して、、、と考えるとかなり面倒ごとではありますが、スピーカーを破損させてしまう恐れ大。背に腹は代えられないと思い切って半田の盛り直しをすることに。

 底面からアクセスできるので作業自体は簡単です。ひっくり返して底面からアクセスし、各コネクタ類を抜けばすぐに半田面にアクセスできます。一つ一つ半田を盛り直し、フラックスをIPAでふき取って完成です。

 この作業により翌日以降、朝イチの盛大なノイズは再現されませんでした。

半田クラックにより、冷えている時にはノイズが発生し、温まってくると僅かな膨張により回路が繋がったんだろうと推察する。

 ただ、製造から40年以上経過している物なので、ケミコン(電解コンデンサー)も交換しようと思う。

 

 しかし、そうものんびり構えてはいられない状態に。またしてもノイズが出るようになりました。あちこち操作をしていて見つけたのが、DirectCoupleというスイッチを操作した時に激しく発生するのです。

 トーン回路を経由した場合に発生するため、どうやらトーン回路かスイッチの接触不良等によって発生しているのか、トーン回路のトランジスタ不良ではないかと思う。

 

  • トーン回路の半田盛直し
  • スイッチ接点の洗浄
  • ケミコン全数交換
  • 怪しいトランジスタ 2SA942BL 2SC2089BLの交換

 

そうこうしているうちに、ついに激しくノイズが出るようになり、リレーもカチカチ激しく動作しまくって、白煙が上がってしまいました。

 慌てて電源を切り、開けて確認するとLchのパワーアンプ基板にあるトランジスタが破裂しておりました。白煙だったので、てっきりケミコンかなと思っていたのですが。

 

 手を入れるしかないので、Lchのパワーアンプを取り外し、2SA1007Aと2SC2337Aのhfeを測定するも3個昇天してしまっていました。

 勿論破裂したトランジスタも交換しなくてはいけませんが、幸いにも若松に在庫あり。

 とりあえず、プリアンプとして使えるようにすれば、手持ちのPMA-500Zに繋いで使えると師匠から助言をいただき、そうすることに。プリの構成も良いから音が良くてオススメだとか!

 PMA-500Zと比べるとはるかに部品点数も多くて複雑ですが、なんとかレストア出来たらいいなと思います。頑張ります。