2001年製 三菱電機 霧ケ峰 MSZ-SFXシリーズ。
先日、風呂あがりに冷房運転で電源を入れると、思いのほか冷えず、確認すると室外機の二分側(液側)に霜が付き始め、その霜は室内機の熱交換器入り口まで!断熱してあるペアコイルの2分側が全て霜付きに。
そして、LEDに6番表示して完全停止。
インバータ基板不良で制御不能に陥ってるのかなー、こりゃーインバータ基板交換(部品価格6480円)と諦めかけ、天板に貼り付けてある回路図を確認。
気になったのは、
LEV
当該機には、富士工機のリニア電子膨張弁が採用されています。
基板の信号不良で、弁の開度調節が効いていない可能性がありえることに、やっと気付きました。
昼間の仕事で、電磁弁の開度不良で冷えない・温まらないという現場を見た事があり思い出した!
膨張弁が閉まり気味で止まっていると、絞っている事になるのでコンプが幾ら高速回転しようも、冷媒はスムーズに流れませんよね。
無茶だが、運転中に膨張弁のコネクタを抜き、洗浄剤を吹き付け、コネクタに差し込む。抜き差しを数回繰り返す。
無茶だが、運転中に膨張弁のコネクタを抜き、洗浄剤を吹き付け、コネクタに差し込む。抜き差しを数回繰り返す。
すると!
この処置で2分管の霜が溶けていきました!
これは、脈あり!!
ということで、一旦室内機の電源を切り、ブレーカーをオフ。
(電源を再投入することにより、膨張弁のイニシャライズ動作があると考えた。ビルマルなどはこの動作があります)
この処置で2分管の霜が溶けていきました!
これは、脈あり!!
ということで、一旦室内機の電源を切り、ブレーカーをオフ。
(電源を再投入することにより、膨張弁のイニシャライズ動作があると考えた。ビルマルなどはこの動作があります)
ブレーカーをONにして、リモコンで冷房運転16℃設定。
3分後、室外機が起動し、冷えてきました。
今までよりも風が冷たい!!
熱交換器も端から端まで、まんべんなく冷え、安定した冷風が出てきました!
しばらく様子を見ていると、霜が全くつきません。
どうやら、原因は膨張弁のコネクタ接触不良だったみたいですね。
しばらく様子を見ていると、霜が全くつきません。
どうやら、原因は膨張弁のコネクタ接触不良だったみたいですね。
その後、暖房運転をすると見事に暖房も効くようになりました。
エラーコードをそのまま信用せずに、そのエラーが出る前段階、さらに前の段階まで遡って調査することが大事ですね。
接点などの清掃に役立つアイテム!
サンハヤト リレークリーナー
樹脂部品やゴムなどの材質を侵す事なく、導通を改善してくれます。
基板上の汚れを一気に洗い流す事も出来るので、ホコリだらけの基板洗浄にもぴったりです。
オーディオ類のボリウムのガリ音改善にも重宝します。
<後記>
後日、予防のためインバーター基板も取り寄せ、交換しました。
これでひと安心かな?