家電マニアの備忘録hatenablog

自称家電マニアである私の備忘録です。

東芝エアコン RAS-402LT 暖房時エラー点滅

東芝 インバーターエアコン 木かげ RAS-402LT 1990年製

暖房運転をすると、5分くらいすると運転・タイマー・あった回路のLEDが点滅をはじめ、止まってしまう。暖房効かず。


夏場の冷房時は問題なく使える。

リモコンにてエラーコードを確認すると、シリアル異常
インバーターエアコンは室内機と室外機間で通信を行っています。
室内機から指令を送った際に、受信信号が届かない事が原因です。
 
原因と考えられるのは
○室内機制御基板不良
○室外機基板不良
○室内室外渡り線不良
○室外機端子台の腐食等
です。

●室外機の端子台およびヒューズ、ヒューズソケットの錆びや腐食を目視し、
取り外して軽く磨きリレークリーナーを吹きかけて清掃。
→改善せず。

室内機から室外機への出力は確認できたので、室外機の基板の故障が濃厚。
電気店経由で東芝に室外機基板の在庫有無を確認するも、年数超過により保有なし。(当然だが)
しかたなく基板内修理をすることに・・・
●年数的に(1990年製)基板上の電解コンデンサーが容量抜けをおこしている可能性があるため、とりあえず室内機側から電解コンデンサーの交換をしてみる。(寒いから室内機から手をつけてみたw)

>室内機の基板のコンデンサー交換後
→改善せず。

>室外機基板のコンデンサー交換後
→改善しました!

パワトラの手前の段の電解コンデンサーの一個が完全に容量抜けをしていた感じ。
ドライバーの先でコツコツと叩いてみると、すっからかんみたいな音がしていました。

また、オイルコンデンサーにも滲みが出ていたため交換。
部品代 1000円程度。
用心のため、電解コンデンサーは全て105℃品を使用。
東芝の基板は半田が両面についているので半田割れなどが起き難い感じですね。
某SA社の基板は片面基板で半田割れも多くトランジスタ等の部品が焼けたり破裂したりする故障も多くあります。


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東芝ツインロータリーエアコン RAS-402LT ライトアーモンド色 単200V
冬場はクイック暖房の機能のおかげで温風が早く出てくるのが嬉しい。(外気温が下がるとコンプレッサーの巻線に通電させ予熱しているため)



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↑CP-C 2G 104Mと書かれたオイルコンデンサーに滲みがあった。黒い筒状の電解コンデンサーは全て105℃品に交換。冷房運転時のレスポンスも非常に良くなった。