DENON DP-50Fを使っていますが、突然、アームが動かなくなりました。
突然といいますか、しばらく使わなかったのでいつから調子が悪いかは分かりませんが、、、。
電源を入れ、スタート釦を押してもアームが動かないのです。
以前、基板上の電解コンデンサーやトランジスタ類はほぼほぼ交換してあります。基板上のパターンの腐食もジャンパー線を取り付けたりして補修してあります。
今回、全く無反応になっていました。
ひっくり返して細部くまなく確認してみると、アームモーターにDC5Vが印加されていない事が判明。
動作を追って確認していくと、リフターが完全に上がりきっていないことが判明。
カムとスイッチを確認したところ、カムに摩耗が見られ、摩耗によりスイッチが正常に動作しておらず、アーム駆動の5Vが掛かっていないと思われる。
早速、以前壊してしまった部品取り用のDP-50Fより、リフトモーターとカムが付いている部分を取外し、移植することに。
移植自体は簡単です。各種スイッチ類を取付けて動作確認しながら位置を決めていけば良いです。
移植交換後、早速通電するも今度はアームが上がらず。いや、上がるけども動作が不安定なのです。
移植する前、下手な修理でアームサーボ基板を壊してしまったためリフトモーターも壊れたのかもしれない。
リフトモーターのみ再利用することにして、カムは移植したものを使うことに。
カムとリフトモーターを健全な物に交換して組み上げて再度動作チェックをするも、やはり動作がモッサリしているのです。
ジックリと目視しながら考えてみる・・・。
犯人は、カムに接触するマイクロスイッチと目星をつけ、部品取り機からマイクロスイッチを取り出し、交換してみる。
電源投入し、リフタースイッチをオンすると、シャキン!と動作。
オフにするとダンパーがきいてそーっとダウンします。
今回の、アーム動作せずの一番の要因は、このマイクロスイッチのレバーの不良且つ・カムの摩耗(そもそも動作が機敏で無くいつの間にか変形していったと思われる)であった。
そして、次に偏光板の不良に繋がるのです。