YAMAHAのT-2000W、これはA-2000aと同時期(1987年・S62頃?)に発売されたチューナーのようです。
A-2000とマッチするデザインで気に入っています。
先日、ふとシグナルクオリティ/マルチパスメーターが動作していないことに気づきました。
緑色のLEDが虫食い状態でうっすらぼんやりと点灯しています。
早速開腹し、メータードライブ回路や操作パネル基板の電解コンデンサーの交換を行うも、改善せず。
意を決してパネル基板の表示器を分解することに。まず、分解する前に半田面に手持ちのLEDを半田付けしてみたところ、点灯・点滅することが判明。
これはもしかしたらLED自体が飛んでしまっているのかもしれない。
取り外しは、LEDの半田を全て除去し、プラスチックの爪6か所を浮かせて外すだけです。
取り外して緑色のLEDを観察すると、何かしらの接着剤で固定がしてある。
IPAを綿棒につけ、接着剤をこすると少しずつ接着剤が溶けていることが分かった。何度も綿棒を取り換えて接着剤を除去しました。
次にLEDのリード線二本をラジオペンチで挟み左右にゆっくり回し動かしながら引っ張ってみると、スポッとLEDが抜けた!
同様にして全てのLEDを抜き取る。
特殊な形状のLEDだが、手持ちの3mmのLEDがうまく収まる事が判明。早速交換用のLEDを発注しておいた。この際だから、赤色のLEDも含めて全て交換しておこうと思う。
何かから取り外したLED、突っ込んでみるとうまく収まることが分かった。
部品が届いたら元通り装着してみようと思う。
昔の機器はなんだかんだ修理が出来なくは無い所が、DIY心をくすぐるんですよね。
LEDが届きました。早速予定通り取り付けていきます。
緑色LEDを印刷の通り極性を間違えないように挿入していきます。
挿入後表示機を取り付け、表示部を下にして置き、緑色LED及び赤色を表示部のLEDが収まる穴に入れていきます。
全てのLEDが穴に乗っかった所で、一気に半田付けしていきます。
半田後、試運転してみました。緑色LEDが非常に明るく点灯しています。ちょっと明るすぎた感がありますが、視認性抜群なのでこれでいこうと思う。
点灯を確認後、一気に組み上げました。御覧の通り視認性抜群によみがえりました。
今回、緑色LEDは豊田合成のE1L333Gを使用しました。
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