1978年11月発表?の製品らしく、当時のフルオート機にしては珍しい電子サーボ制御機です。
手持ちのパイオニアのXL-1551はマニュアル機であるため、常に付きっ切りでいないと演奏が終わっても回転し続けるのです。
お酒を飲みながらJAZZを聴くのが愉しみですが、時に寝落ちなんかもしちゃいますので、盤と針の為にもフルオートターンテーブルが欲しかったのです。(;´∀`)
ブレちゃいましたが、、、
到着後早速試運転をしてみる。
電源ボタンを押し込むとストロボが点滅します。ターンテーブルは回転しません。
スタート釦を押す事でアームが移動し、30ならLPの頭、17ならEPの頭部分にアームが移動し、回転を始めた後にアームがそっと下ります。
このストロボの点滅というかフリッカも実は故障だったんですね。
アームの動きがぎこちなかったり、途中で止まったりと不具合が発生しています。こういった古い機器はとにかくボリウムの接触不良が発生するため、いったん電源を切って、ボリウムを何度も何度も回転させてやることでとりあえず復旧させることは出来ます。この方法で案の定アームの移動はスムーズになりました。
更に、リフターの動きも鈍いので、何度もリフタースイッチを入り切りして動作を繰り返す事でそこそこスムーズに上下してくれるようになりました。
ロケートツマミ自体がスイッチになっており、ツマミを指で触れるだけで動作してくれます。ツマミを回して、再生したいトラックの位置にアームを移動させ、ツマミから指を離すと自動的に再生をしてくれます。
40年前の機器とはいえ、かなり凝った造りになっていますね。当時の定価からすると現在では40万円ほどの値打ちといったところでしょうか。
現在目視で分かる故障個所ですが、
1.30、17インチの切り替えスイッチのランプが付きません。
2.ストロボの点滅が不規則なように見えます。回転は安定しているがストロボがチカチカフリッカしています。
3.別のタンテでは音飛びしなかったのですが、この機械で再生すると音飛びがたまに発生します。
ゆくゆく調整や修理をしていこうと思います。
@アームスピードはコントロール基板に一つだけポツンとあるVR
@タンテ回転数はサーボAMP基板のR35R36横のVR調整
@外側VR レコードの終わり位置調整
@内側VR アームの減速速度
音飛びがひどかった件ですが、アンチスケートツマミはボリウムになっていて、調整した電流をモーターに付加するとカタログに書いてありました。
そのため、ボリウムの接点の接触不良を疑い、ボリウムにリレークリーナーを吹きかけた所、音飛びはピタっと止まりました。
2SC458 互換 2SC1815 (1815Lはローノイズ品)
2SA879 互換 2SA1018