ジャンク品で入手したDENONのパワーアンプPMA-15。1980年前後の製品です。
シリーズでチューナーやレコードプレイヤー、カセットデッキもあったようです。
PMA-11も持っているのですが、MMカートリッジ専用のため、せっかくLPを愉しむならMM/MC切替付きがいいなってことでPMA-15にしてみました。
このアンプ、小型ながらそれなりにいい音が出るんです。
ミニコンポのワンチップのアンプなんかよりもいい音が出るんですよね。
PHONO入力MM/MC付き、これはありがたい。
<仕様>
PMA-15 定格出力35W+35W
PMA-11 定格出力17W+17W
電源を投入すると電源が入らないんです。一応電源の確認は出来ているとの事だったんですが。まぁジャンク品の宿命ですね(笑)
早速開腹し確認、平滑コンデンサーを手で触ると電源が入りました。
底面の板を外して電解コンデンサーの足を半田してみたのですが、改善せず。
周辺をじっくり見渡してみると、レギュレターの足の半田がほとんど乗っていない事がわかりました。足の半田を修正することで電源はすんなり入るようになりました。
古い機器なのでガリの発生は必須と思われるので、入力切替のスライドスイッチやボリウム、トーン調整のボリウム等にサンハヤトのリレークリーナーを吹きかけておきました。
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平滑コンデンサーの片方に膨らみがみられたため、予防で二つとも交換することに。ニッケミのものが使われていました。今回はニチコンの105度品に交換。サイズ(背の高さ)も小さくなっています。リードの間隔は規格で同じ。
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さらに、このアンプはパネル部には照明が点灯していた事が判明。
見たことのないランプがついていました。ランプ両端の電圧を計るとDC12Vでした。
同様のランプは見つからないので麦球にするか、、せっかく直流なんだしLEDにするか、悩みましたがLEDにすることにしました。
直列で2~3個灯せば十分かな??1個あたりの定格電流値を20mA(=0.02A)とします。Vf=1.9V(20mA時)
{12V-(1.9V×2個)}÷0.02A = 410Ω
なので、400Ωくらいになるよう抵抗を繋ぎLED化してみようと思う。
構想の通り2個で試してみたのですが、明るすぎました(笑)もともと12Vの電球一個だったわけで、高輝度LED2個なので何倍もの明るさなんですね。
結局、手持ちの1KΩの抵抗器を入れて1個点灯させるのが良い事がわかりました。
しっくりくる明るさになりました♪
浮かび上がるような感じでなかなか洒落てるなって思いますね、ミニコンポの部類でもそこそこお金がかかっているって感じがしますね。
結局、LEDの配置と反射の具合で1KΩでちょうどよい感じに仕上がりました。
平滑コンデンサーの交換も行ったので、しばらくエージングがてらLPを楽しむ事にします。コンデンサーの影響かはわかりませんが、低音が豊かになった「気」がします。