家電マニアの備忘録hatenablog

自称家電マニアである私の備忘録です。

電気主任技術者3種 認定 取得

仕事の都合により、電気主任技術者3種の免状の認定取得について手続きをしてみました。

免状の到着まで四ヶ月丸々かかりました。

 高校は電気科を卒業しており、母校のホームページにも「卒業後に実務経験を積むと電気主任技術者3種免状が取得できる」と書いてある。
そういえば、同級生何人かは電力会社に就職し、既に電気主任技術者3種を認定で取得しているのだ。
 認定取得にあたり対象となるか調べたところ、需要設備の運用は対象になることがわかった。

<手続きについて>
・必要なもの
 #卒業証明書
 #単位取得証明書
 #住民票
 
 先ずは、母校に<卒業証明書>と<単位取得証明書>を発行してもらいます。
単位取得証明書は、開封無効 であるため学校から発行されたものは封を開けずに持参します。
また、単位取得証明書は電気主任技術者申請用に使用する旨伝え、決められた様式のもので発行してもらいます。
住民票も必要なので役所やコンビニ等で取得しておきましょう。

ホームページを確認すると、ほぼ毎月1回、説明会を実施されているようです。
メールで申し込み、説明会に参加したのですが、その時点で「単位取得証明書がこんな状態で届いたのですが~」と封を開けた単位取得証明書を見せて質問している方がおられました。
どうやら発行元が、郵送用の封筒に直で封入していたようで、気付かずに開封してしまい「無効」となってしまったのだ。無効となれば再度費用を出して取得しなければならないのでご注意を。

私の場合、母校の事務員さんが長3の封筒に入れ封をし、それをA4用の封筒に入れてくれて、且つメモ書きで「開封せずに渡してください」と書いてくれていた。
事務員さんに感謝感謝。配慮が大変うれしかった。

 事前説明会は是非とも参加されたほうが良いと思います。
その場で配布される冊子に、実務経歴証明書の書き方がかなり詳しく書かれているので作成する際に大変参考になります。

 事前説明会に参加後、サイトから実務経歴証明書のword形式のファイルをダウンロードし、作成します。

実際に携わっている需要設備等の詳細を記載する必要があるため、受電スケルトン図等を見ながら詳細に設備内容を書いていきます。

設備容量 ○○○KVA
受電方式及び回線数 本線・予備方式 2回線
契約電力 ○○○Kw
受電電圧 6.6KV ←3種は6,600V 2種は1KV
気中開閉器 AS ○台
変圧器
DS
DGR 
Tr 1Φ200V 200kVA 5台 3Φ220V 300kVA 1台
非常用発電機 100kVA 1台

という風に詳しく書きます。(電圧・容量等もっと詳細に書きます)

また、申請者は普段何を担当して作業しているかも、事細かく記載する必要がある。
日常巡視点検
月次点検
年次点検
保安教育
不定期業務
など。
末尾には職制図と自身の担当も書く。(電気係など)

5ページ分くらいで済むかなと思っていたが、提出時には19ページ分になっていた。もちろんwordで作成するので負担は少ないが、何度も読み返し、加筆したり削除したり、表現方法を改めたり。
業務の間に作成したので3週間はかかりましたね。

 実務経歴証明書が作成出来、卒業証明書と単位取得証明書が手元に届いたら、初回の面談予約の電話を入れます。
これがまた、繋がりにくい。
 
繋がっても、担当者が不在や別件対応中だったりすると、こちらから改めて掛け直すしかないのだ。
とはいえ、こちらも管理の仕事をしている都合により、電話が掛けられない事もしばしば。

結局、10回近く電話を掛けやっと繋がりました。
そこで予約を行うのですが、担当者さんのスケジュールの具合により、初回面談は3週間先に決定。

ここからまた3週間待つわけで、私は実務経歴証明書の更なる加筆を行いました。
普段やっている業務内容や、不定期業務や事故対応など、これでもかってくらい書きましたね。

そして初回面談日に訪問。
担当者に、単位取得証明書の封筒を開封してもらい、開封証明のハンコを押して日付を入れてもらう。
幸い、必要単位である26単位全て取得していました。
これが不足していれば、筆記試験を受けて補完することとなる。

単位取得証明書が問題なかったため、実務経歴証明書の確認をしてもらう。
実務経歴証明書は2部用意しておき、担当者さんに指摘された修正箇所を鉛筆で控える。

これはどういう意味ですか?等質問を受け、的確に返答する。
高圧スケルトン図を見ながらの説明も行う。

最終、加筆箇所、削除箇所等の指示を受け、2回目の面談の予約をする。
これは案外空いていて来週でも可能ですがどうされますか?と。
実務経歴証明書の修正が直ぐに出来そうだったので早めに2回目の予約をしておいた。
実務経歴証明書は、本当に沢山書いておいたほうがいいです。足りない事を指摘されるより、余分な事を削除するよう指摘をもらうほうが楽ですからね。

 そして2回目の面談時、前回作成した実務経歴証明書と今回作成した実務経歴証明書を持っていく。以前指摘を受けた箇所の確認のためだ。
 実務経歴証明書の作成はかなり時間がかかったが、詳細に細かく、且つ膨大な量を書いていたおかげで、すんなりと済んだようだ。

次回は、卒業証明書、単位取得証明書、免状申請書や住民票の提出と、実務経歴証明書に代表者の証明印を押印してもらったものを提出するのだ。
収入印紙は、6,600円分必要になる。6,000円1枚、600円1枚合計2枚でした。
証明印は丸い印鑑だそう。四角いものではダメだそうだ。
実務経歴証明書は製本テープ(印鑑が押せるもの)を用いて製本し、証明印を表裏の製本テープに割印するように押印する。

提出は書類の記載内容の確認などしていただき、5分ほどで終わり。
スムーズにいけば1ヶ月ほどで免状が届くそうだ。
実務経歴証明書の内容に疑問点があった場合、連絡が入るらしい。
あとは待つのみ。

梅雨あけから本当に酷暑で参りますね・・
プレミアムウォーターで水割りを作ると美味しいですよ。ちょっと一休みされてはいかがでしょうか。
 
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↑昔の免状と違って、パソコンで作成してプリンターで印刷したものでした。
 

 あとがき)
申請書を提出し、58日目にして、無事免状到着。
5月 説明会出席
6月 予約し面談
7月 申請書提出
9月 免状到着