今回は、メーカーの人が先に行き見積もりをしていたそうで、大型のルームエアコンであったため恐らくですが65,000円くらいの見積もりだったんじゃないかと思います。
今回ガス漏れを起こした経緯は、
ベランダに置いてある室外機の位置を別の位置に移動させた際に配管が折れてしまってガスが漏れた。
というものでした。
設置後3年は問題なく使えていたこと、
移動させた事実があること
から、室外機フレアのやり直しとガス充填にて対応することにしました。
しかしなんで室外機の位置を動かしたのか・・・を訪ねると、
「室外機の裏で余った配管が丸めてあったから」 と。
量販店の工事だったそうで、恐らく配管キットを使ったんでしょう。
本来余った分はカットしそこでフレアを作って接続するんですがね。
もっと言えば、設置場所で配管の長さを測り、ペアコイルで必要な分をカットして現場で配管を作るのだが、件数を回らないといけないとどうしてもそうなりますね。
余っているとなれば別の位置に動かしたくなる気持ちも分からなくはありませんが・・・荒業ですね(汗
早速家人に室外機の設置場所を決めてもらい、既設配管を80cmほどカットした処でフレア作成して接続しました。
さすがに4分は固い!
しかも3年冷暖房で使っている配管なのでカッチカチでした。
配管接続後、真空引きを15分実施。
その間に配管テープを巻きゴミを片付ける。
カットした配管、フレアの根元で直角に折れているのと、別の部分では捻じれもあった。。。
真空引き後10分放置しゲージの圧が変化しないことを確認。
冷媒1.75Kgを充填し一旦冷房運転を実施し、室外機の起動を確認していたが、年末の寒さで室温が15度程度であったために数分でサーモオフ(当然ですが笑)
今度は暖房運転に。
3分後起動し、室外機のコンプはグングン回転数を上げていきます。(この音を聞いていると電車のVVVFのよう)
ゲージ圧は3.2Mpaで安定し室内機からもしっかりと温風が。
これにて修理は完了です。
家人が、「メーカーの人はパイプも電線も全て交換しないといけないしガスを入れる作業もあり高額な見積もりなのに、こんな方法もあるんですね!」と驚いておられました。
「メーカーという立場上、四角四面で作業をしなければならないので、今回のような修理は嫌うかもしれませんね、また1度の作業で100%修理を完了させないと完了率という数値もあるため、そのようになっても仕方がないでしょうね」とお伝えしたら納得された。
私は重作業には携わっておらず軽作業を主にやっていたのですが、重作業の人って修理件数を沢山こなせない分、一件での作業がどうしても高くなるのかもしれない。高く取らないと収入に・・・¥
軽作業と言えども夏場は1日に15~20件は訪問しなきゃならないし、複雑になってきている室内機を分解して基板交換するとかってほんと大変。
沢山走り回って100万稼ぐか、
半分以下の件数で100万稼ぐか
って事ですね。
今年(2017年)最後の修理が終わってホッとしました。