先月、OH-76Dという固定タンク式のストーブを手に入れ、メンテナンスを終わらせて日々使用していますが、ある日このカラーリングのレトロ・POPな三洋のストーブを見つけてしまいました。
オクだったのですが、いくらまで高騰するかヒヤヒヤしながら追っかけていましたが意外にも安く落札出来てラッキーでした。とはいえ送料入れて1.5Kくらい。
梱包をといて取り出してみたところ、年代の割には綺麗な個体でした。
燃焼筒を取り出し、芯を上げてみるもかなり重いです。芯調整つまみを回すと、ギュッギュッという感じの重たさで、なかなか芯が上まで上がりません。
灯油を入れて馴染んでくれば幾分かはスムーズになるので、灯油を入れて20分放置し、点火してみました。
ヒーターも生きており、無事に点火。
放熱網も赤熱し、完全燃焼してくれているようです。
念のため、儀式として空焼きを行うことに。
空焼きとは、燃料が切れて自然に消火するまで燃焼させるものです。芯の上げ下げが重たい、燃焼中臭いがキツイ、火力が大きくならない場合、シーズンオフでしまう場合には空焼きをしておきましょう。
燃料キャップを開けておくと空気が吸い込まれていくので、油分やタールが綺麗に燃え尽きてくれます。ただ、非常に臭いです。
窓を開け、換気扇を回して空焼きすること30分、火力が落ちてもなおまだ燃焼しています。
かなりタールがたまっているのか、火力が落ちて40分過ぎても、ボッボッと音をあげながら燃焼しています。
OHR-22SAは1974年の製品ですし、こまめに空焼きをされていたかも不明なので、この際二回くらい空焼きしてみようと思う。
使われている芯は、OHW-85・2.7-Rでした。
三洋は、二重ガラス芯というものを採用しており、点火時には直ぐに火が回り、完全燃焼
に入る時間が非常に短いのです。
寒い日も早目に暖かくなってくれて重宝しますよ。
空焼きが終わりました。芯が白っぽくなっています。ただまだ周囲に黒いタールが残っています。
分解してお掃除することに。
芯案内筒を外して芯の確認。まだかろうじて使えそう。
ガードはアクリサンデーで磨いておく。
空焼きが効いたようで燃焼中の臭いもほぼ無くなりました。均等に赤熱しいい感じで燃焼しています。
湯量計やつまみ、キャップ、点火ツマミ、すべてにおいてレトロ!!
このモデルはキャリングハンドルが付いているので、移動も楽です。本体もコンパクト気味に作ってあるので狭い部屋でも設置しやすいですね。
いつか新品の純正芯を手に入れて交換したいものです。
<後 記>2020.03.05
なかなか芯のタール(黒い物体)が取れず、芯の上げ下げも軽くならないため、6回続けて、空焼きを実施しました。結果、芯の上げ下げも軽くなり且つ火の回りも速くなりました。
点火後、放熱網が赤熱しだすまでの時間が見違えるほど早くなり、放熱網の赤熱もムラなく綺麗に赤熱するようになりました。
そしてなによりも、暖かい(暑い!)ですね。
芯互換品はOHW-85・2.7-Eです。