トヨトミ 石油ファンヒーターLC-A30ですが、E-2 E-9のエラーで停止するようになりました。
E-2で止まったり、E-9で止まったり。
点火後、数分で消火する現象です。
1999年製なので、2021年からだと22年前のものになります。これだけ長く使えているということは、さすがトヨトミの<ポット式>は長持ちするんだなと改めて感心した。
状況からすると、炎の様子を見るための窓(窓雲母・雲母板)も真っ白になっていることから、おそらくフレームロッドが汚れているであろうと推測。
フレームロッドの掃除をしてみることにしました。
<分 解>
1.本体天板を止めているネジ2本を外し、前カバーを取り外します。
2.前側から、燃焼筒を固定しているネジ1本を外します。
3.燃焼筒につながっている黒い線を基板側に辿っていき、該当するコネクタを抜き、配線の結束(クランプ)もほどいて黒い線に余裕を持たせておきます。
4.燃焼筒を少し持ち上げつつそーっと手前に取り出し、フレームロッドに繋がる黒い線を外します。コネクタで刺さっているだけなので引っ張れば抜け取れます。
5.フレームロッドを固定しているネジ2本を外し、フレームロッドを取り外します。
取り外したフレームロッドを、クレンザーと歯ブラシを使ってゴシゴシ洗い、流水で流して、しっかり乾かし、元の通り組み立てます。
ファンや、通風経路の周囲にホコリの付着が多い場合はついでに掃除しておきましょう。
取外して裏側から見るとフレームロッドも燃焼筒も白くなっています↓↓
元の通り組み立てます。
これにて、エラーは一切出なくなりました。
周囲に油漏れやにじみも見られませんし、燃焼中の臭いも特に問題なさそうなので、引き続き使おうと思います。
点火に時間はかかりますが、燃焼中の空気は他社よりも綺麗だそうです。設定温度に到達した後の、微弱燃焼時は温風がマイルドでとても心地良いですね。
<窓雲母の交換>
白くなっていた窓雲母も、この際交換することにしました。
トヨトミ部品:窓雲母(のぞき窓)/11152830石油ストーブLC-L502A用〔10g-1〕〔メール便対応可〕 価格:660円 |
取り外して水洗いしたので白汚れはマシにななりましたが、新品に交換しておきました。慎重に取り付けないとヒビが入ったり、割れるので注意して作業しましょう。
<火力の固定方法>
設定温度を最低にする。 設定温度を下げる側のボタンを長押し→PL と表示が出ていれば、最小(微弱)燃焼中なので、この状態を継続させるために、
延長ボタンとチャイルドロックボタンを同時に押す。これで最小燃焼の固定状態になるので、灯油節約に貢献しますね。
ガスファンヒーターなら、三洋の製品でミニ燃焼というボタンがあり重宝しますが、同じように使えるのもありがたいですね。