YAMAHAプリメインアンプ CA-2000
中古で手に入れ、特に不具合は無かったのですが、以前DENON PMA-850IIを入手した際に、片方のチャンネルがDC漏れで連鎖故障した経験があり、予防保全としてケミコンやTr等を交換しておこうと考えた。
先日、プロテクタ基板の部品の確認をしていたところ、基板が茶色く焼けている部分がありよく見ると抵抗器が焼損していた。
画像上半分がプロテクタ基板。
このように焼損している状態ではあるが、普通に使えていた。かろうじてまだ抵抗器としての役割を果たしているのだろうか?いつ完全に焼損するか時間の問題でしょうね。
判別しにくいですが、対称になっている片方を見ると、560オームと思われる。師匠に相談すると、SMの画像処理をされて560オームと判読出来る状態にして間違いなく560オームとお墨付きをいただいた。大変有難いです。不足しているケミコンを購入するついでにこの抵抗器も買っておこうと思う。
更に、ヒートシンクのついている2SD525-Oも焼損しており、hfeを測定するもコンデンサと認識する状態に。この2SD525がなかなか見つからず、eBayでアメリカから取り寄せることに。まぁシビアにならずに互換品でいいのですが、CA-2000なので徹底的にオリジナル状態でレストアしてやろうと思う。
サンハヤト 熱伝導性改善用シリコン放熱用シリコーン(品番:SCH-20)『3275311』 価格:1,053円 |
やはり、古い機器は手を入れないと一筋縄ではいかないものだなと痛感した。
暫く、トランジスタの交換をせずに使い続けていたところ、パン!と音がしてメーターが振らなくなりました。プロテクタ基板を確認すると、また例の抵抗が焼損していた。見事に焼けて基板も真っ黒。以前取り寄せた2SD525(Y)が届いたので交換。更にとなりの2SC1775Eも交換。焼けた560オームの抵抗も交換し、復活を遂げた。
ダメになりかけていたD525に、いよいよトドメが入った模様。互換品が分かっておれば早めに交換したんですが、なかなか情報が無かったので取り寄せに時間がかかってしまった。
古いアンプは、ケミコンと、トランジスタを全て新品に交換するのが一番安全な気がしました。トランジスタは永久に使えるという話はもはや神話なんでしょうか?
<メ モ>
2SA663/2SC793
2SA745B/2SC1403B
2SA747/2SC1116
2SA1007A/2SC2337A
2SA706/2SC1124
2SB688/2SD718
2SA814/2SC1624
2SA968B/2SC2238
2SB595/2SD525
2SA489/2SD526
2SB566A/2SD476A
2SA1941/2SC5198
2SA673A/2SC1213A
2SA872/2SC1775
2SA970/2SC2240
2SA1015/2SC1815
2SA1145Y/2SC2705Y
2SC1213→2SC2320