古くなったシリンダーを交換しようと思い、フロントを見ると
MIWA LDSP と刻印がありました。
早速調べるとLDSPは もぎ取り という方法でシリンダーをもぎ取られて解錠される手口に対して弱く、当時もぎとりによる空き巣が流行ったそうです。マンションでも別途本締錠を取り付けているお宅も見られます。
シリンダーをぐるぐるとねじ込んで固定しているだけなので、確かにもぎ取りには弱いと思う。
もしもぎ取りが失敗に終わったとて、LDSPだから狙われる可能性も高いのでいっそ交換することに。
調べると、MIWAの後継はLDAになるらしい。
そこで、MIWA LDAの錠前を取り寄せて交換してみた。
取付寸法は同じですんなりと交換出来たと・・。シリンダーもLDA用、サムターンもLDA用を取り寄せていたので全て気持ちよく交換出来た!あとはレバーハンドルを取り付ければOK!
レバーハンドルと挿入すると、ハンドルがいがんで付きます。
いがんで というか 斜め45度くらいになるのです。
ユニオン仕様のMIWA LDSPは ハンドルの軸穴が 四角 ロ なのです。
MIWA純正は ◇ なのです。
はめられた・・・。
そこでへこたれずに調べに調べまくって(というかここで断念しても良かったのでは・・)
GOAL社の LX フロントはNo.10番 にて、同じ取付寸法で取付が出来る事が判明したので、早速オーダーしてみました。
到着後、早速LXに交換。V18シリンダの中古をヤフオクでゲット。
サムターンも指定色でネットショップで購入。
いざ!
すんなり取りつき、あとはレバーハンドルのみ!
レバーハンドルを取り付けると、グラグラ・・・。
なんと、古いユニオンの角芯の太さは約7.5mm(現在は8mm)
GOALの標準は8.5mmの長方形のようです。
困った・・・。
薄いアルミ板を挿入してみたものの、ガッチリとホールドされません。
調べていくうちに建具屋さんから有力な情報をいただきました!
LY 8角 ラッチハブピース というスペーサー部品を取り付ける事で8mmに出来るようです。その場合でも古いユニオンの角芯7.5mmからすると0.5mm小さいので若干のガタつきはあるかもしれませんが、薄い板か、アルミテープ等を巻きつけてやれば良いとの事。
ラッチハブピースを取り寄せ、図の通り装着してみると若干のガタつきはありましたが、いい感じです。
流し台周りで使うアルミテープがあったので角軸に2周巻いて取り付けて見るとキツキツで入らなかったため、少しめくって挿入、という作業を繰り返し、バッチリホールドされるようになりました。
GOALのLXが使えるようになりこれにてひと段落。LDSPよりも動作音が静かになり満足しています。
レバーハンドルもバネがしっかり効いているからか少し重たくなりましたが、おおむね満足です。
私は仕事場では8割GOAL社の錠ケースを、2割がMIWA社の錠ケースを使っていて、GOAL社のものに慣れているので、LXが使えて安心しました。
ご近所さんたちで錠ケースに不具合が出た場合には教えてあげようと思う。